伽藍の堂

読書の記録が中心です。たまに音楽や映画などの話も書きます。

『読書の技法』

読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門

読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門


 なんだか、似たような本ばかり読んでいる気がする(笑)似たような本の似たような内容なのだから
文庫本になるまで待とうかと思ったのだが、佐藤優の作品なので買ってしまった。

 内容自体には目新しいものはない。大体、目のトレーニングなどに頼らない速読の技法はナナメ読み
と熟読を分けるものなのだ。ナナメ読みでも基本的な知識があれば、大体の内容はわかる。いや、
正確に書くと「何が書かれていないのか」が大まかにわかるのだ。だから、自分の目的と照合して
購入するべきである。

…そう考えるならば、「目新しいものはない」と書いている時点で、その判断に失敗していることになる(笑)
ただ、書き抜きの効用については再認識させられた。


 読書の技法そのものでわかりやすいのは斎藤孝の本である。が、佐藤のものは読書云々ではなく、こぼれ話が面白い。