伽藍の堂

読書の記録が中心です。たまに音楽や映画などの話も書きます。

カノエラナ 第1弾PV『カノエラナです』


カノエラナ/カノエラナです。 - YouTube

 

 つい先日ライブに行ったカノエラナさんのPVが出来た。

注目のアーティストなので、このPVと彼女の魅力について書く。

 

 6月に入り、雨の日が増えた。通勤・通学の電車やバスは

混雑する。低気圧のせいか頭痛がする。不安定な気候と

湿気がまとわりついて、倦怠感がある。

 

 そんなジメジメっとした湿気や重たい空気を全部吹き飛ばすような

明るく元気な歌である。私が感じた3つの魅力を述べる。

 

 1つ目は、この歌の魅力は方言を全開にしていることである。

大学時代、地方出身であることをコンプレックスに感じている

友人がいた。恥ずかしい、という負い目があるのか方言を隠そう

としていた。

 彼女の歌にはそうしたものが何もない。ライブでのMCでも

語るように「地元が好き」「楽しかった」という地元愛に溢れている。

こうした、屈託のなさが彼女と彼女の歌の魅力だろう。

 

 2つ目は、この歌は「出立」を歌っていることである。

大好きな地元を離れて上京した生活の現状を歌っている。新しい環境への

出立といえば、4月の発表が相応しいように感じるかもしれない。

 しかし、6月の今が相応しい。新しい環境で3か月経過し、

色々と思うところがある人も多いことだろう。

「こんなはずではなかった」と後悔したり不安に思ったりするこ

とがあるかもしれない。

そんな時に「ここで頑張ると自分自身と約束した」というフレーズ

には勇気をもらうことが出来る。

 

 3つ目は、ライブハウスで見る時と雰囲気が異なることである。

PVの中ではかなりパワフルな印象を受ける。このPVからファンに

なった人は、新曲が「私の彼氏は2次元の人」であると知ったら

驚くだろう。ライブの時は、もっと、ふんわりとした印象の人である。

 

 多様な歌や歌声が彼女の魅力だ。さらに、雰囲気までも多様に出す

ことができる人は、稀である。ライブで見たことがある私としては、

そうした多様性に触れることで、ますます注目してしまう。

 

 長々と書いてしまったが、この記事を読んだ人は、ぜひPVを観て

元気になって下さい。