伽藍の堂

読書の記録が中心です。たまに音楽や映画などの話も書きます。

3/12(木) 酸欠少女さユりライブ 渋谷eggmanに行く

2週間も前の話なので、さっくりと書く。


今回も酸欠少女さユりの演奏が目当てでいく。


会場は、比較的大きめの場所だった。
福山雅治も演奏したというエピソードもある歴史ある
ライブハウスのようだ。
出演者も有名なのか、アニメの主題歌や神奈川テレビのサクサク
の主題歌などを歌っている人たちもいた。

さユりは今回、新曲の演奏などもなく、一つのグループの持ち時間は少ない。
ワンマンを体験してしまうと、少し物足りないかな。

・・・・・・結局、最初から最後までいたわけだが、17時に開場入りして
10時に終了した。足腰がいてええ。
次の日に筋肉痛と腰に違和感があった。

少し考えて参加しないとダメだな。

ファンタジー文学に挑戦する

夜の写本師

夜の写本師

ディアスと月の誓約 (ハヤカワ文庫JA)

ディアスと月の誓約 (ハヤカワ文庫JA)


今まで読んだことのない新ジャンル、ファンタジー文学に挑戦する。


小学生時代から「ロードス島戦記」などを読んでいたし、RPGも
好きだった。それゆえ、ファンタジー的な世界観は好きなはずであるが
読んだことはなかった。昔は、ライトノベルなどでもファンタジーは
あったけれど、最近は学園ものか職業もの日常系が多くなっている気がする。
つまり、ファンタジーは廃れたような印象があった。

『夜の写本師』の方は、本屋で見つけたのでなんとなく買ってみた。

魔法の体系や世界や国の設定なども練りこんである。もちろん、バトルもの
ではないので、アクションよりは人間ドラマが中心である。過去の話から
現在の話へとだんだんつながる様は魅かれる。

主人公は復讐のために生きる。最初は自分の経験による。しかし、そのうち
この復讐劇が何度も何度も繰り返されたものであることを知る。
こうした運命の輪に気付く、というところは私個人にもわかるところがあって
非常に引き込まれた。

また、終盤にかけて明らかになる敵側のエピソードも良い。

主人公サイドからは因縁の対決である。敵側から見ると激しく相手を求めていた
ことがわかる。愛憎が入り混じった強い気持ちである。

歌で言うとこの曲かな。

「赤い糸などどこにもなかった」というフレーズは敵側からみた主人公の魂への
思いであるように思える。



『ディアスと月の誓約』はちょっとアッサリしているかな。
ライトノベルとは異なるけれど、ジュブナイルノベルという感じがする。
いや、読みやすいし読了感もいいんだけどね。

3月21日 カノエラナの演奏を観に「代官山NOMAD」へ行く

3月21日土曜日に代官山のNOMADへ行く。

カノエラナは、1月29日(だったかな?)
月見ル君想フでであったシンガーソングライターだ。
とても元気で歌が上手く、印象に残っていた。
今まで、ライブへ行く機会に恵まれなかったが、
ついに二回目の演奏を聴くことができた。
この日は一つのグループの持ち時間が40分だった。


・・・・・以前と髪型や髪の色が違うので、ライブハウスに
入って目の前にいたのに全く気が付かなかった(笑)

自己紹介ソングからやKTタンストールのカバーなど
力強いギターと様々な歌声の演奏が素晴らしかった。

帰りにCDをかって帰る。
これは「27cm」「好きやっけん仕方ないやん」「揺れる」
という3曲が収録されている。


その他について。


ライブハウスも小規模ながら落ち着いた雰囲気である。
何よりも椅子席だったのが嬉しい。
この日は弾き語りの演奏者が多かった。
キーボードと歌をじっくりと聞けたのはよかったな。


なんというか、それぞれの歌に物語があって、
短編小説や短編の映画を観ているような気がした。


森本真伊子さんの『第三者』という歌を聴いていた
時にほろっと涙が出てしまった。
都会人の哀愁漂う歌。タイトルは『第三者』だけど
都会で生活する人は第三者ではいられない。でも、
深い孤独でもお互いにとっては第三者なのかな。

そんなことを考える歌だった。


全体的にちょっと大人な感じの歌が多かったかな。