伽藍の堂

読書の記録が中心です。たまに音楽や映画などの話も書きます。

乱歩奇譚 EDについて追記

 乱歩奇譚EDについての追記。

 

 よく考えると、映像の最後の方は、ドミノ倒しになるシルエットをきちんと受け止めている。憎しみの連鎖かもしれないが、永遠に続くものではないのかもしれない。EDの中で「それでも誰かに見つけて欲しくて」という歌詞がある。この「誰か」とはもちろん、「誰でも」では良いわけではない。「意味のある他者」である。そうした人と出会い、関わることで、憎しみの連鎖を断ち切ることが出来るのかもしれない。そうした希望のあるEDと解釈できる。