伽藍の堂

読書の記録が中心です。たまに音楽や映画などの話も書きます。

『皇国の守護者8』読了



学生時代に友人から漫画版を紹介された。正直、その当時は、なんだか魅力がよくわからなかった。

ここでは、筋や設定などの話はしない。とはいえ、『タクティクスオウガ』や『銀河英雄伝説』などが
好きな人にははまるだろう。昔、小学生時代は合戦というかチャンバラ的なものが好きだった。
しかし、その後は政争みたいなものにワクワクするようになった。とはいえ、このシリーズの最大の
魅力は、ダークヒーローである主人公にある。権威や理想を徹底して切り捨てる主人公のリアリスト
っぷりが痛快である。この辺は組織人になると絶対に実現できないので、なおさら小説の世界では輝く。




余談であるが、文庫版は装丁がかっこいい。新書版も見たことあるが、ちょっと買いにくい。
オッサン臭い(笑)